昨日の正午に気象庁が東北地方の梅雨明けを宣言しましたが、曇り空の大潟村です。
少し風もあり気温が上がっていますので、さらに蒸し暑さが増しています。
本格的な暑さが来るのでしょうが、外での仕事では水分補給を忘れずに。
2日続けて野球ネタです。
昨日梅雨明け宣言が出された頃、甲子園予選岩手県大会決勝が行われていました。
昨日は理事会もあり、応援に行くことができずにパソコンの前で速報を確認していました。
結果は皆さんご存じのように、花巻東が盛大付に3−5で負けてしまいました。
パソコンではその雰囲気が伝わらないので分かりませんでしたが、かなりもめたようです。
甲子園出場がかかっている決勝戦において、審判の判定で試合が決まってしまうのもですが
今回は審判の判定について、物言いが付いたようです。
【毎日新聞】
http://mainichi.jp/sponichi/news/20120727spn00m050010000c.html「観客はファール判定」と出ていますが、花巻東応援団だったらファールを願うでしょう。
しかし、この打球の模様がYouTubeに出ています。
【YouTube】
http://youtu.be/IYwAD6VMwyY何回も見ましたが、ファールに見えてしまいます。
私も高校野球甲子園大会秋田県大会の審判を10年務めました。
アマチュア野球ファンがもっとも注目する大会が、この高校野球の決勝戦です。
秋田県では、学童野球から還暦野球まで野球協会審判部が一括して担当します。
他県では軟式野球連盟や高野連や社会人野球ごとに審判組織が分かれているところが
あるようですが、秋田県は違います。
高校野球甲子園予選を担当する審判は、出身高校のブロックに入らないように振り分けられ
自分の息子が野球部の場合は、そのブロックからも外されます。
準決勝以降は割り当てが決まっておらず、審判部長がこの3試合の割り当てを行い
決勝の球審が決定します。
今年の秋田県大会の決勝の審判は、同じ大潟村出身の先輩でしたので地区の誇りです。
さて今回の場面、1死1・2塁でレフト線際のボールを3塁審が追いました。
よってコールの責任は3塁審です。
その3塁審が判定したのであればそれが確定しますが、守備側からのアピールがあり
4審集まって協議をすると、それが最終決定となります。
その際、3塁審が打球を見失っていることもありますので、その時は球審が補佐をし判定します。
今回は、マイクを持たずに伝令選手に「ポールにあたっている」と伝えたようです。
高校野球は3年間しかなく、この大会に向けて練習を積み甲子園を目指してやっています。
これをジャッジする者は、相当の訓練を通じ良い判定ができる位置取りを確保します。
ルールにも精通し、一社会人として普段から信頼を得られる行動を求められます。
私も判断に迷うこともありましたが、最善を尽くしながら審判をやっています。
このような「疑惑」をもたれることのないように、事前の準備と心構えが必要です。
今回の場面を見ると、後味の悪い試合になってしまった感じがあります。
明日は我が身だと言うことを肝に銘じ、審判を続けたいと思います。
私が甲子園に行きたいという事を抜きにしても、花巻東の大谷投手は甲子園で投げさせて
あげたかった選手です。
滅多にこのような選手は出てこないでしょうから、今回はとても残念です。
ぜひ秋田県からもこのような大物選手が出てくることを願っています。
我が家の小物選手は、少しは大きくなるのでしょうか。
「子供の夢は大きく、親の希望は小さく、親のプレッシャーを与えず」で行きましょう。