栽培指導

台風15号が通過し、久々に太陽を見た大潟村です。

昨晩はだんだんと風雨が強まり、かなりの風音を聞きながら寝ていました。

朝になるとその風はすっかりと収まり、青空が顔を出しています。

さあ、これから待望の稲刈りです。






この長雨の前に刈り取りを始めた農家もいました。

多くは早生のモチですが、品質的には昨年のようなことはないようです。

収量的には平年作に少しおとりそうな感触のようです。






昨年からもち加工用米に取り組み始めましたが、所得を確保するためには

収量を取らなくてはなりません。

早生のモチも収量性があるのですが、その本領を発揮してこそこまちの所得に匹敵するのです。

晩稲のモチは見た目から収穫量が確保できそうです。

早生モチの収穫量確保に向けての栽培指導を強化しなくてならないようです。






県内の消費者には、専業農家群の大潟村産お米や野菜はとても良いようです。

野菜の栽培については、米粉関連事業の餃子計画さん向けなど活発になって来ました。

また県内のスーパーからも「大潟村産農産物」の引き合いが強まってきました。

農家組合員の栽培に対する姿勢の評価のようです。






米に頼ってきた大潟村ですが、これからは野菜などの栽培指導も強化しなくてはなりません。

土作りから農薬散布指導、品種選定などなど多岐にわたるものばかりですが

JA営農指導員をフル活用し、使いまわしてほしいものです。

意欲ある組合員により職員も鍛えられます。

その意欲に周りの組合員も興味を持ち始めます。

良い緊張感を持ちながら、仕事が出来るようになります。

こういった環境にしていきたいと思います。







基本は米としても、視野を広げた営農の可能性を研究し所得アップにつなげたいと思います。

大潟村でも野菜の水耕栽培が始まりました。

希望の星です。



 

想定外の想定

 週末からの雨がかなりの降水量になっています。

大潟村は海抜0m以下なので、南北の排水ポンプがフル稼働して排水を行っています。

このポンプが止まってしまうと、50年前の湖に逆戻りしてしまいます。

このポンプは大潟村の命綱です。






稲刈り前にこれほどの雨が降り続いたことがあったでしょうか。

私が営農を始めてから記憶にありません。

また西日本でもかなりの降水量で、名古屋では多くの住民が避難している報道でした。

毎年自然の驚異がましているように感じています。







想定外の出来事が起きて被害が拡大します。

自然がその想定を年々超えてきているようです。

想定外のことが起きたときにどう対応するかによって

被害を最小限に食い止めることが出来るのでしょう。

我々も大潟村の堤防や排水ポンプが被害にあった想定をする必要がありそうです。






今の時代大変便利になり、情報もインターネットなどで自分で取得できます。

あらゆる情報社会だからこそ、一つの情報に偏らず判断しなくてはいけません。

農業界では被害妄想的な発想により変化を嫌う風習があるようです。

今の状態で明るい未来が見えない中、抜本的に見直すことで産業として育成する道も

考えていかなければいけないと思います。

それには国民的議論が必要になって来ます。








高い農産物価格で収入を確保しさせてきた価格支持政策は、WTO交渉に引っかかるので

見直しをせまられ、消費者負担型の政策は終わりました。

それに伴い直接支払いによる税金で農家を育成する、納税者負担の農業政策になりました。

その対象を全ての農家にしたので莫大な税金が必要となり見直しを迫られています。






TPP交渉に大反対のJAグループですが、農産物価格が下がっても直接支払いにより

農家所得を確保する政策に代わりがなければ、農業が崩壊することはないと思っています。

災害続きの日本消費者にとって、価格が下がるメリットは歓迎されるものだと思います。

そういった観点から、納税者の理解が得られる日本農業の形を議論しなくてはなりません。






まるっきり「TPP反対!」「米先物取引反対!」だけではなく、明るい未来が見えてくる

日本農業の絵を議論していきましょう。

その後にJAの役割をはっきりとさせるべきだと思います。

米先物取引〜商品取引会社選定

 この3連休かなりの雨が降りました。

本来であれば早生モチ米の収穫真っ最中のはずでした。

台風の進路も気になりますが、田んぼの状態も気になります。

今週末からが収穫突入タイミングでしょう。






さて米先物取引の内容も分かってきました。

よって今日は商品先物取引会社を選定しなくてはいけません。

株式の取引も証券会社を通して取引をします。

先物も取引会社を通して取引を行った方が良いようです。

自ら資格を取得することも出来るようですが、いろいろな費用がかかりましするようです。







今回はいろいろな取引状況を勘案し、すでに多くの取引を行っている岡地株式会社に決定。

岡地取引会社 http://www.okachi.co.jp/

早速、口座開設に向けて話を伺い提出資料を整えました。



■ 口座開設申込書 個人用

■ 商品デリバティブ取引の説明小用日理解に関する理解状況確認書

■ 売買担当者の本人確認(運転免許書・健康保険証・パスポートなど)

■ 約諾書

■ お届け印鑑登録票

■ 差換預託に関する同意書

■ 証拠金預かり証を省略することについての同意書




以上を取りそろえ、発送前に電話でも確認し合いながら郵送しました。







連休前に郵送したので、不備な点があれば今日にも連絡が来ると思います。






岡地株式会社の担当者と話をさせてもらいましたが、

米の取引は初めてでかなり調査勉強をしたとのことでした。

米先物市場だけではなくいろいろな情報も入ってくるので、新しい取引先を見つけたような感じを受けました。

「あきたこまち」というメジャーな品種は、いろいろなところから引き合いがきそうです。

後は、どのような値段で売りをかけるかというタイミングですね。

まずは口座開設をし証拠金を入金してから、本当の仕事の始まりです。







連休中にJA共済学童野球大会が行われました。

JA大潟村からは大潟ドリームスが出場し、2試合続けて勝利し勝ち上がりました。

準決勝では後一歩でしたが、堂々のベスト4!

指導者、父兄の皆さんお疲れ様でした。

もう少し天候が良かったら楽しくできたでしょうが、ここまで勝ち上がっただけでもすばらしい。

10月には活躍の模様がテレビ放映されます。

JA共済は、子供達の健全な育成のためにお手伝いしています。

米先物取引開始に向けて

 昨日の東京も暑かったですが、大潟村の30度近くになる予報です。

稲刈りの準備も進んできましたが、明日からまた雨の予報が続きます。

先日の雨もかなりの降水量でしたので、今の時期の雨はもうたくさんです。

我々の勝手な都合ですが、もう雨はしばらくいりません。

台風16号も発生し目が離せなくなりました。







さてかねてから米先物取引は農家にとってのリスクヘッジ機能だと言ってきました。

大潟村でも米先物取引の勉強会を行ってきました。

しかし農家側もやったことのない取引と「先物取引」のイメージのせいか一歩が踏み出せません。

みんな様子見のようです。







しかしここへ来て現物が出始めると、やっと感覚的に理解が深まったのか動き始めました。

私も実際に米の先物取引を実践してみることを決意しました。






まずはおさらい。

◎ 米先物取引によって、現物を持っている農家は決めた値段で収入を確定できる。

しかし今までの取引と違う点があることを理解する。

■ 参加するのに証拠金を前払いしないと始まらない

■ 日々決済を行っており、決めた値段が動くので証拠金の残高が変動する

■ 証拠金(米6万円/100俵)

■ 決めた値段より600円/俵値上がりすると証拠金がなくなり、追加の証拠金が必要

■ しかし値上がりした価格で売れるので、決めた価格に変動はない

■ 日々の価格は関東コシヒカリの値段なので、秋田県産あきたこまちは−300円

■ 関東到着価格なので送料がかかる

■ 入出庫料・倉券発行手数料・倉庫保管料・先物取引会社手数料がかかる

■ よって秋田県産あきたこまちの場合、1,000円弱の経費がかかる

■ これらを理解し市場価格を見る






今日11時現在の価格は、14,450円ほどなので−1,000円の経費を引くと

13,450円(税別)となる。

先々週くらいの価格だとかなりのメリットがあったのだが、放射能不安の解消と

23年産米の生産量がだんだん分かってきたので下がってきたのだろう。







1ヶ月前から始めていたらかなり得をしたと思います。

農家も卸業者も先物取引の感覚がないため、現物がないと不安なのだと思う。

ようやく理解ができなので、次のステップです。

次のステップは、商品先物取引会社の選定です。

それは口座開設などを行い証拠金がないと取引できないのでまずは口座開設から。

続きはまた来週。


試行錯誤

今日は、快晴の大潟村です。

田んぼの状態が良ければ稲刈りをする農家もいることでしょう。


私は今日も東京出張です。

予報によると東京の最高気温は32℃のようです。

この暑さはいつまで続くのでしょう・・・





さて、大潟村では村をあげて「米粉プロジェクト計画」を進めています。

この春には製粉工場が完成しましたが、もうすぐ餃子工場も完成予定です。



もちろんJAとしてもプロジェクトに参画していますが、

米粉の普及のため、JA独自でも米粉を使った商品の試作をしています。



昨日、その試作現場を訪れましたが、やはり「その道のプロ」ではないので

試行錯誤の繰り返しのようです。





何事も新しいことに挑戦するということは困難が付きものですが、

是非成功させたいと思っています。


10月に行われる収穫感謝祭にはその第一弾としてお披露目予定です。

 


サブサハラアフリカ研修団

 降り続いた雨も今朝上がり、日が差し込むようになった大潟村です。

かなりの量の降水量でしたから、収穫前の稲も押しつぶされている場所もちらほら。

この時期の雨で少しくらい傾いてもらわないと逆に心配になってきます。

田んぼが乾き始めたら一気に稲刈りがスタートです。






さて今日はサブサハラアフリカ農業研修団の対応でした。

3週間あまりの日本稲作研修も終盤を迎えているようです。

アフリカ10カ国から農林水産相クラスの官僚が来ているようです。

英語圏とフランス語圏から来ているので、通訳も二人必要です。








どうやらこういった組織はないようで質問も積極的でした。

一つのJAとして経営していることに興味を持っていました。

また組織の構成や選挙のことなどの質問も出ていました。

中には2カ国語を理解している人もいて、英語じゃ分からないからフランス語で

説明を受けている人も。

どう感じて帰ったのでしょうか。

後から感想を聞きたいと思います。







やっぱり英会話をもう一度習いたいなぁ〜と感じました。

最初の挨拶だけは思い出しながらの英語でしたが、ことしJICAから帰ってきた職員は

とても流ちょうに会話をしていました。

ゴルフの石川選手ではありませんが、まずは耳が慣れないと言葉も出てきません。

普段から使っていないとすぐ忘れてしまいます。







もう一回2年ほど農業研修に行きたいですね。

20年前に戻りたい・・・



安全宣言

 昨日から雨の降り続く大潟村です。

秋田県は大雨・雷・洪水警報が出されており、災害が出ないか心配です。

大潟村の場合は、排水ポンプが止まってしまうと湖に逆戻りですので

電力の供給が命綱です。






さて昨日大潟村のお米に関して放射能検査をした結果、不検出となり「安全宣言」が出されました。

これにより大潟村産米の流通が可能となりました。

大潟村とJAで独自調査もしており、問題はないと思っていましたがお墨付きが出ました。






この1ヶ月間、放射能検査のことではいろいろと走り回りました。

大潟村のお米は産直として消費者へ届けられる量が多いため、きめ細かい情報提供が必要です。

一言で安心安全農産物提供といっても、選ぶのは消費者です。

消費者目線での対応を間違うと信頼喪失になってしまいます。



大潟村の放射性物質調査結果はこちらです

http://www.ja-ogata.or.jp/radiogen/






JAの業務は、組合員の利用なくして事業は成り立ちません。

組合員目線で丁寧な対応が求められており、職員一人一人がその意識を持たなくてはなりません。

忘れずに頑張りましょう。






昨日の午後から組合長会議が行われ、23年産米の概算金が決定しました。

あきたこまち 11,000円 (昨年対比+2,000円)

村内の米販売会社も注目していましたので、いろいろと問い合わせがありました。

これにより村内玄米価格は、13,000円〜14,000円くらいでしょうか。

あくまでも私の予想ですが・・・






新米を全国へ届けましょう


23年度概算金

 雷が鳴り雨模様の大潟村です。

昨日は震災から半年、NYテロから10年が過ぎた日でした。

被災地は未だ復興の文字が見あたりません。

がれき撤去だけが済み定住と就職はこれからです。

新しい政権の元、将来像が見える計画を素早く提示して欲しいです。







NYテロは資本主義経済大国と宗教のぶつかり合いで解決の糸口すら見えません。

元々の考え方が違うのですから解決は難しいのでしょう。

それを乗り越えて解決できる実力者同士の話し合いが望まれます。

お互いの妥協点を見つけて歩み寄る姿勢が必要なのだと思います。






さて今日の午後から組合長会議が行われ、23年産米の概算金が決定します。

すでに「仮払金+追加払い」での精算が決定しています。

他の県の概算金も決定し、昨年よりも1500円〜2000円ほどの増額となりました。






前にも話したように22年産米は、市場隔離策や震災などで不足気味になり高騰しました。

23年産米は作付けも増え消費も減退し20万トンほど余る予想です。

よって概算金を支払いすぎると追加払いもできず、逆に払い戻しが発生します。

その妥協点を探らなくてはなりません。

追加払いを2段階に設定し、柔軟に対応することが必要だと思います。







このような概算金制度と共通経費制度はすでに時代に合わなくなってきています。

全国における米の全農取扱高が4割程度の中で、商系よりも優位性を発揮できなくなっています。

制度を見直しする議論を始める時期に来ていると思います。

買い取り制度をどのように組み入れるかを議論しましょう。

それか単協独自販売を強化していくしかありません。





時代に乗り遅れては競争力ある農家は育ちません。

放射性物質調査結果

 快晴の大潟村です。

今日から大潟村にある大潟神社の例大祭が行われます。

夕方には村民駅伝も行われ、JAチームも参加します。

夜は大潟神社度宵宮祭が行われ、神社横ではカラオケ大会も行われるようです。

明日は子供奉納相撲行事や御輿も村内を練り歩き、五穀豊穣を願います。

収穫前のひとときで天候も良いようです。






9月始めに調査依頼した放射性物質調査の結果速報が入りました。

土壌調査(検出限界30Bq)と玄米調査(検出限界10Bq)共に不検出となりました。

調査結果はこちらをご覧ください。

http://www.ja-ogata.or.jp/radiogen/







この1ヶ月間、農作物の放射性物質調査の事でいろいろと準備しました。

調査の結果、不検出と言うことで一安心しているところです。

元々日本の土壌に存在するもので、数値が出るのと出ないのとでは印象が違います。

さらに低レベルの調査も行っておりますが、それも不検出になっています。







これで消費者の方々も納得していただけると思います。

また冷静な対応をお願いしたいと思います。

これで米価がどのように推移するのか、注目しなくてはいけません。

来週12日には全農あきたによる仮払金が決定します。

23年産米も全国的には平年作で、20万トンほどの過剰のようです。






競争力のある農業者の育成のために、いろいろと情報を収集したいと思います。





震災復興と農業復権

 台風一過の秋風が吹く大潟村です。

来週からは早いモチ米の収穫が始まります。






昨日までの2日間松島において「北海道・東北地区JAトップセミナー」が開催されました。

200名を超える参加者で、一日目は農政情勢と基調講演、2日目は被災地の取り組みが

紹介されました。






被災地からの復興へ向けた取り組みは、道険しくも確実に前に進んでいます。

がれきが残っている地域もあれば、米の作付けをしている地域もあります。

すでに数年にわたる計画ができあがっており、水路の整備を要望し農地のヘドロ除去と

除塩作業を進めていく計画です。

水路の確保やポンプ上の整備などは地元負担だけでは進みません。

政府の手厚い補助が必要になっています。






ほとんどの農家が元の農地で農業を進めたいという気持ちがあるようです。

しかし意欲ある担い手も現在の収入を得るために他の職業に就き生活を始めます。

農地を復活させる時間がかかればかかるほどその担い手も戻れなくなるジレンマを

訴えていました。

まさしく時間との戦いです。






数百年に一度の災害ですが、もう数百年後に同じような被害に遭わないための

整備計画が必要です。

始めから人工的に作られた大潟村は通勤農業をしています。

生活拠点と作業拠点を分け実践している地域です。

イメージできない分はその目で確かめてほしいと思います。

いつでも歓迎いたします。






全国からの支援に対して本当に感謝していました。

これからもいろんな角度から支援を検討したいと思います。






前回は県中央会の常務と飲み会でぶつかってしまいましたが

今回はなんと全国中央会の専務と飲み会でぶつかってしまいました・・・・

米先物取引のことやTPPに対する意見、需要動向を見極める作付面積についてなどなど、

私の意見は今の中央会が提唱していることと真逆なので当然食い違います。






一切責任を取ろうとしない全農の委託販売方式、立派な提唱だけで全く責任感のない全中。
自主規制
(ここまで書いてしまっていいのだろうか・・・)

組合長達も不満を持っているのですが、面と向かって言う組合長はいないのでしょう。

ある組合長は「言っても変わらないから言わないことにした」と嘆く人も。







競争力のある農業者を育成するのであれば、大胆な改革が必要です。

みんなで頭をフル活用しましょう。


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